第二次大戦後
第二次大戦後、共産主義陣営(東側)と資本主義陣営(西側)の対立(冷戦)がある。 これにより武器の技術や規格は大まかに東側(共産主義)と西側(資本主義)に分かれる事となった。 この東西両陣営と、さらに異なったイデオロギーをもつイスラム国家は、 植民地の民族独立運動や第三世界の国家運営に介入し、武器の供与などを行ったため、紛争を拡大させ慢性的な紛争地域やゲリラやテロを生む土壌を作った。
大戦後に活発化した民族独立運動では、第二次世界大戦により現地に残されていた武器や兵器、 対立勢力から供与された武器が闘争に使用された。
第二次世界大戦中に発明された武器の研究がすすみ、アサルトライフルは歩兵の標準装備として各国で採用された。 大戦中期~末期に開発されたロケット・ミサイル技術が著しい発展をみせ、個人携行できる軽量火砲もまた改良された。 対空、対地、対戦車など各種のランチャーは、 第四次中東戦争においては多数の戦車を撃破した。 これらは個人装備としては割高だが、兵器に対してはコスト面で圧倒的に有利なため、戦車不要論や戦車の重装甲化の大きな要因となった。 弾薬は、9mmパラベラム弾やNATO弾のように陣営毎に共通化が押し進められたが、輸出・供与先の状況によっては相手側陣営の弾薬を使用できるモデルも作成された。 素材の研究が進み、鉄に変わる新たなる材質としてアルミニウム合金やステンレス鋼のような合金やポリカーボネート、カーボンなども利用されるようになった。
アサルトライフルの口径では7.5mm前後の大口径と5.5mm前後の小口径があり、有用性について意見が分かれていたが、 ベトナム戦争においてアメリカが使用した大口径銃は、取り回しが悪く面制圧能力の低さを露呈した。 代わりに用いた小口径銃は取り回しのよさ、面制圧能力に加え、大口径のアドバンテージと見られていた殺傷力でもそれほどの差をみせなかったため、小口径が主流となっていった。
狙撃銃は、工作技術の上昇ににり自動装填でもかなりの精度をもたせることが出来るようになった。 そのため精度ではやや劣るものの連射力を併せ持たせた小銃からの改造銃や自動装填方式をとる狙撃銃も登場した。 ただし精密な製造ゆえに高価なことや、やはり精密さで劣ることもあり、ボルトアクション式と並列して運用されている。
戦場以外ではゲリラや組織的犯行による、ハイジャック事件や凶悪事件への対応などから 警察や特殊部隊、諜報機関が使用する武器の需要が高まった。 閉所での扱いに優れるサブマシンガンや、小型の拳銃が開発され、 携行性の良さから、戦車兵や航空兵がもつ補助武器としても運用されている。
警察用の標準拳銃では弾詰まりに強く信頼性の高いリボルバーが採用されていたが、 自動拳銃の信頼性が増したため装弾数の多い自動拳銃へ切り替えた国が多い。
先進国では人道意識の高まりもあり、「非人道的兵器」、つまり大量破壊や、無差別攻撃を行うもの、 戦後復興を著しく阻害する武器等に制限が課せられるケースが増えた。 そのため、対象を絞りピンポイントで破壊・無力化する「より人道的な武器」へ進化する流れも生まれた。 特に対人地雷は、無計画な使用で民間人に被害を与えることから、無線送信による所在確認や、 タイマーによる動作停止が組み込まれた安全に留意したものが登場している。